ストーリー立てたロゴをデザインする時に考えていること

デザイン

自社のサービスは自分でロゴデザインをするようにしているのですが、2012年にクリアディションとして起業して以来デザインにストーリーを立てるよう意識しています。

経験上、ストーリーのない事業=伝えていきたいビジョンがあいまいということに繋がり、結局は長持ちしないということがわかったからです。

実際にどのような目線で決めていってるのかをクリアディションをサンプルとして順を追って書いていこうと思います。

  1. 事業コンセプトは何をしたいのか
  2. ロゴの意味合いと伝えたいこと
  3. 色彩バランスは印象に近いか
  4. 長く使い続けるロゴは線と面でつくる

ロゴ事例:クリアディション

ロゴの原型ができるまで

クリエイターがチームを作るためのコミュニティとしてリリースしているクリアディションのロゴ由来です。

クリアディションは(creative)創造性+(addition)足し算が語源の造語でして、理想の事業形態を表してるんです。

形のモチーフはリンゴになっていて、発明とかエデンの園の知恵の実からきています。可能性の無限大を表現したかったので赤と緑の部分はメビウスの輪を形を変えて表現してあるのです。

ロゴの意味合い

Creadditionの原型コンセプト

  • creative(創造性)+addition(足し算)の造語
  • c(赤)と反転d(緑)をくっつけたリンゴ×2構造
  • 赤=大小メビウスの輪、無限大の可能性
  • 緑=不完全メビウス→フックをかける=挑戦
  • 赤と緑→補色対比→強烈な個性の調和
  • 赤は攻めていく、情熱的に
  • 緑は多様な分野を調和、新しく創造する→社会に役立ち、人に癒しを提供する
  • リンゴは知恵の実、発明
  • エデンの園=新しい世界を作る→クリエイターが主導する働き方

こちらをふまえて解説していきます。

ロゴで何をしたいのか事業コンセプトを明確に

2012年当初、僕は大学病院で福祉美容師をしていました。諸事情でお金が必要で借金もある。そんな中で美容師としてだけでは生きていけない切羽詰まった状態でした。

このまま待っているだけの働き方では先がない、自分だけのオリジナルを売りにした働き方をしなくては。そういう思いで起業に踏み切りました。美容師と映像を組み合わせた演出家として生きていくことにしたのです。

今でこそ1億総クリエイター時代になりましたが、2012年はまだ駆け出しです。先の見えない閉塞した世界がそこにはありました。

まずは自分の環境から変えたいと始めたことですが、自分の可能性に目を向けられない人の多さを見たときクリエイターとしての巣立ちを支えたい。その仕組みをつくるため

得意分野を組み合わせてはどうだろうか。

これが事業でしたいことになりますので象徴させるために『重ねる』要素をロゴに組み込むことが決まりました。

ロゴの意味合いと伝えたいこと

人は1人では弱くもろいものです。どんなに頑張っていても外からの圧力ですぐに壊れてしまいます。

自分も鬱で倒れたときにはもうダメだと悲観しました。それでも今、最愛の妻と子ども達に囲まれて過ごせています。

1人では難しくても人の力を合わせると可能性は無限大になる。メビウスの輪を象徴として入れたり、可能性に挑戦する意味合いとしてdの文字をフックの役割として組み込みました。

ロゴの色彩バランスは印象に近いか

パーソナルカラリストの資格をとってから、色彩診断を人、内装のプロデュースに対応してきました。

色ってセンスで語られがちですが判断基準を立てると伝えたいイメージを決めていきます。

色彩調和には法則がたくさんあるのですが、ロゴの場合は全部つかうと印象がぼやけてしまうので以下の決め方をしています。

  • 色数は1〜4色
  • グラデーションを入れすぎない
  • 彩度の差をつける
  • 無彩色(白、グレー、黒)1色は採用

これを0から作ると大変なのでAdobe Colorを使うと便利です。

Adobe Color CC
Create color schemes with the color wheel or browse thousands of color combinations from the Color community.

ロゴで長持ちしてるのは線と面でつくられている

こちらは最近作ったロゴの設計図になるのですが、正円と水平・斜線だけで作っています。この重なりをIllustratorのパスファインダー機能を使って図形にしていきます。

ロゴの場合はフリーハンドは使いません。曲線がゆがむと視界の不調和をおこして不快になったり安定しなくなるのです。

そして何よりもインパクトが弱くなってしまいます。

まとめ:愛されロゴは計算されている

ロゴでも長く愛されているロゴは世の中の原理や法則でつくられていることが多いです。

計算の上にストーリーが乗ってくるとビジョンはぶれません。そうやってまずは柱を固めていきます。

ロゴデザインを任せていただいたら事業コンセプトから掘り下げてシステム部分まで作りこみます。

ご用命の際は https://recreal.jp/contact までよろしくお願いします。